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Press Kit -The 37th Tokyo Motor Show 2003 - Passenger Cars & Motorcycles
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コモンレールシステム
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1800気圧コモンレールシステム ソレノイドインジェクタ サプライポンプ
1800気圧コモンレール
システム
ソレノイドインジェクタ サプライポンプ  
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燃費とパワーに優れたディーゼルエンジン車は、特にヨーロッパで高く評価されており、車両の約40パーセントを占めています。世界中で排出ガス規制が厳しくなる中、ディーゼルエンジンの課題は、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)のような排出ガス中の有害成分をいかに抑制するかにあります。デンソーは、様々なディーゼルエンジンマネジメントシステムとコンポーネントを開発し、有害成分の低減に取り組んでいます。

2002年6月、デンソーは、世界最高の燃料噴射圧を実現した1800気圧コモンレールシステムをヨーロッパ市場に投入しました。 このシステムは、ソレノイドインジェクタを使用し、高圧下で5回の複数回噴射を実現しました。これにより、フィルタを使用することなく、2005年に施行される欧州排出ガス規制(EURO4)をクリアすることができます。 

デンソーのコモンレールシステムは、ヨーロッパにおいて、マツダのMPVやMAZDA6(日本名:アテンザ)、トヨタ自動車のアベンシス、日産自動車のプリメーラやアルメーラ、ティーノ、エクストレイル等に搭載されています。日本では、トヨタのランドクルーザープラド、ハイラックスサーフ、いすゞ自動車のエルフに搭載されています。

2003年、デンソーは、ハンガリーの生産拠点(デンソー・マニュファクチュアリング・ハンガリー)で、このシステムの部品生産を本格的に開始しました。2004年には、タイでの量産を開始する予定です。さらに、2005年、コモンレールシステムを欧州のフォードに納入開始する予定です。

1800気圧コモンレールシステムの特徴

1800気圧コモンレールシステムは、サプライポンプ、コモンレール、コモンレール圧力センサ、ソレノイドインジェクタ、およびインジェクタ駆動ユニット(EDU)を一体化した32ビットエンジンコントロールユニット(ECU)で構成されています。

コモンレールシステムでは、サプライポンプで高圧化された燃料が、パイプを経てコモンレールと呼ばれる蓄圧室に蓄えられ、ソレノイドインジェクタから燃焼室に噴射されます。高圧燃料をコモンレールに蓄えることによって、燃料の超高圧化だけでなく、エンジンの回転速度に依存せずに噴射圧力と噴射時期を制御することができます。燃料圧力は、コモンレールに設置された圧力センサによって検出され、サプライポンプの電磁バルブにより、エンジンの回転速度と負荷に応じて設定された最適値にコントロールされます。これにより、エンジンの低回転速度からの高圧噴射が可能になり、全エンジン回転速度において燃料が十分に微粒化された噴霧が得られます。その結果、排出ガス中のPMの量を大幅に低減させることができます。また、デンソーのソレノイドインジェクタは、1回の燃焼で5回の噴射を行う高精度複数回噴射が可能であり、これにより、排出ガス中のPMとNOxの発生量を同時に低減するとともに、ガソリンエンジンと同等な静粛性を実現しました。
1800気圧コモンレールシステムの主な構成品の特長は、以下のとおりです。

【サプライポンプ】
燃料を最大1800気圧まで高圧化することができるサプライポンプは、コモンレールシステム用では世界一軽量で従来品より小型です。アウターカム構造の採用と、デンソーの高いコーティング技術と超精密加工技術により、高圧化を実現しました。ポンプのハウジングにアルミニウムを使用することにより世界最軽量化を、カムシャフトに対して垂直にシリンダを対向配置することにより小型化を実現しました。

【ソレノイド インジェクタ】
新開発したソレノイドインジェクタは、優れた応答性を持ち、1万分の4(0.4ミリ)秒の噴射間隔で微量の燃料を高精度に噴射することができます。このインジェクタにより、1回の燃焼で5回の噴射を行う高精度複数回噴射が可能になり、排出ガス中のPMとNOxの発生を同時に低減し、ガソリンエンジンと同等な静粛性を実現しました。

5回の複数回噴射は、それぞれ、パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射、ポスト噴射と呼ばれます。まず、ごく少量の燃料を噴射するパイロット噴射により、着火の直前に燃料と空気の混合が促進されます。その後のプレ噴射により、メイン噴射での着火時期の遅れを短くし、NOxの発生を抑制する他、燃焼音や振動を低減します。メイン噴射直後のアフター噴射によりPMを再燃焼させます。さらに、アフター噴射後のポスト噴射により排出ガスの温度を制御できるため、後処理システムの排出ガス浄化性能向上につながります。

【EDU一体型エンジンECU】
EDU一体型エンジンECUは、インジェクタ間および各インジェクタの噴射量バラツキの情報に基づき、噴射量が所定の量になるように制御しています。この制御により、デンソーのコモンレールシステムは、微量の燃料を高精度に噴射することができます。

今後の技術

デンソーは、コモンレールシステムの次世代技術として、さらなる高圧化、新しいソレノイドインジェクタやピエゾインジェクタの開発に取り組んでいます。高圧化技術については、2000気圧の新しいコモンレールシステムの開発に取り組んでいます。ピエゾインジェクタについては、パイロット噴射の間隔を0.1ミリ秒に短縮可能なピエゾインジェクタの開発に成功しました。現在、このピエゾインジェクタを搭載した1800気圧コモンレールシステムの生産を2005年に開始するための準備を進めています。


以上


◆本件に関するお問い合わせ先◆
株式会社デンソー
●広報部本社 三浦、坂元、黒田
Tel :0566-25-5593、5588 Fax: 0566-25-4509
E-mail:tomohiro_miura@denso.co.jp / eri_sakamoto@denso.co.jp /
       kanya_kuroda@denso.co.jp
●広報部東京 藤田
Tel :03-3273-2061 Fax: 03-3273-2050
E-mail:toshinori_fujita@denso.co.jp

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