先輩社員紹介3

[プロフィール]
煖エ 美絵(体幹障がい)
幸田製作所。1999年入社。持ち前のバイタリティで、実務職として人事事務の多彩な業務を精力的にこなす。
「障がいがあるからと言って、就職先を自分から制限してしまうのは良くないこと。自分の将来や可能性を決めつけることなく、興味のあることに積極的にチャレンジしてほしいですね。デンソーは、そんな私たちの思いに対して、きちんと理解し、しっかりと動いてくれる会社です」

休職者管理は、きめ細やかなフォローが大切。
刈谷の本社からクルマで約1時間。田園と里山が広がる豊かな自然環境の中にデンソーの幸田製作所がある。製作所の人事担当者として、煖エ美絵は車椅子を軽やかに操り、日々精力的に仕事をこなしている。
就職セミナーで採用担当者が「ぜひ我が社に来て欲しい」とラブコール。他社にはない熱意が伝わってきたことが、入社の決め手となった。
人事関係の事務を担当する煖エは、いくつもの仕事を掛け持ちしている。育児や病気などで休職する社員への対応を行う休職者管理もそのひとつ。この業務では、就業規則や法律と照らし合わせて、社員の休職を正しく有効に運用することに加えて、メンタルケアも含めたきめ細やかなフォローが必要。気配り・目配り・心配りは欠かせない。
「私たちにとっては、従業員の皆さんがお客さま。一人ひとりが気持ちよく安心して働けるように配慮しています」
障がい者支援からホームページ制作まで幅広く。
聴覚に障がいのある社員の支援も行っている煖エは、職場の上司や同僚とうまくコミュニケーションが図れるように、より良い職場づくりにも一役買っている。新入社員が職場に溶け込めるように、上司と本人の相談の場を設ける橋渡し役を担う。必要に応じて手話通訳者を派遣するほか、社員が自主的に設けた手話サークルのリーダーとしても活躍する。
幸田製作所の専用ホームページも、自分で身につけたスキルで制作。幸田製作所独自のイベント情報や、社員が通勤に利用するバスとJRの運行状況や時刻表を掲載するなど、社員サービスを提供している。週に1回は更新するという過密スケジュールも難なくこなす煖エに対して、一緒にペアを組む同僚の安村州司は目を丸くする。
「いつも煖エさんに引っ張られるように仕事していますよ。デスクワークだけでなく、自分から率先して従業員の中に飛び込んでいく積極性には頭が下がります」
入社前に、すべてのバリアフリー工事を完了。
従業員に対するサービス精神を常に心がけ、障がい者のことを誰よりも理解している煖エの存在を、グループリーダーの牧野泰和も頼もしく感じている。
「健常者と区別して見たことは一切ありませんね。指示待ちではなく、自分なりに考え、自分なりに行動するバイタリティには感心させられます」
そんな煖エを環境面からサポートするために、会社は入社前から万全の受け入れ態勢を整えてきた。事前に改善点を会社と相談。トイレの手摺りを取り付けたり、引き戸からスライドドアに変更したり。入社前にすべての工事を終えていたのを見た煖エは、「私一人のために会社がここまでしてくれたと思うと、嬉しさと驚きでいっぱいだった」と当時を振り返る。
旺盛な好奇心が、仕事へのバイタリティを生む。
煖エのエネルギーの源は、休日によく遊ぶこと。サッカーの大ファンで、日韓共同開催のワールドカップの際には、埼玉まで単独マイカーで観戦しに行ったほど。大学でスペイン語を専攻したのもサッカー好きが高じてのこと。大学の卒業旅行でもスペインに行き、入社してからはメキシコ旅行へ。「何でも見てやろう、どこにでも行ってやろう」という旺盛な好奇心で、愛知万博のときには会場でのボランティア活動も行った。そんなプライベートでの有り余る行動力は、仕事にも向けられている。
「人事の仕事は幅広い。社会と直結している分野でもありますから、視野を広げて時代の変化に対応していけるように頑張りたいです」
自分が輝ける場所を自分で見出した煖エは、障がいという壁を打ち破り、さらに貪欲に前へと進もうとしている。

好奇心旺盛な煖エは
職場でも人気者

作業がしやすいようデスクは
低めのものを

つぎつぎに新しいことに
挑戦する煖エ
職場の仲間からのメッセージ
デンソーという会社は、社員が安全に安心して働ける会社だと自負しています。コミュニケーションを大切にすることを社員全員が心がけ、障がいを持った方への上司・先輩・同僚の配慮が企業風土として定着しています。そんな行き届いた環境の中で、煖エさんのように頑張ってほしいですね。
[プロフィール]
牧野 泰和
幸田製作所。1974年入社。入社後23年間、国内・海外の調達業務を経験し、現職に。現在8名の部下を持つ。

煖エさんを見ていて思うのは、勇気を持って飛び込んでいけば、必ず良い結果が得られるということ。一歩踏み込む積極性があれば、障がいのあるなしにかかわらず、デンソーという会社は社員のやる気に間違いなく応えてくれます。成長できる環境が整っていることが、私の会社自慢でもあります。
[プロフィール]
安村 州司
幸田製作所。1993年入社。担当部員として高橋とペアを組む、グループ内では数少ない男性社員。かつてはテニスプレーヤーとしてアジア大会に出場したスポーツマン。

※所属部署、役職は取材当時のものです。