安全上及び使用時の警告と注意

必ずお読みください

以下のいずれかに該当する場合に生じた不具合および損害等につきましては、一切の責任を負いかねますので予めご了承願います。

  • 本WEB記載の警告・注意事項に反する使い方をする場合
  • 本WEB記載の適合情報以外の使用をする場合
  • 当社のスパークプラグ以外に原因がある場合
    注:「スパークプラグ」とは、イリジウムパワー、イリジウムタフ、イリジウムレーシング、イリジウムプラスおよびTTプラグを含む、全てのデンソースパークプラグを指します。

警告 (使用禁止)

プラグの交換及び調整時には、必ずエンジンを止めてください。火災、感電の原因となります。

  • 当社のスパークプラグは、航空機・軽飛行機・ヘリコプター・無人航空機などの空を飛ぶ乗り物に搭載するエンジンには使用しないでください。空を飛ぶ乗り物のエンジン用に設計、製造されていないため、エンジン不調による墜落事故等につながるおそれがあります。
    警告 (使用禁止)
  • 本WEBに記載のスパークプラグは、発電機用エンジン、GHP(ガスヒートポンプエアコン)用エンジンには使用しないで下さい。これらの用途向けには設計されておらず、エンジン不調により発電/発熱機能の停止等につながる恐れがあります。
  • 発電機(ガスエンジン)用のスパークプラグについては、別の専用カタログをご用意しております。詳細につきましては、本WEBに記載の弊社販売子会社にお問合せ下さい。
  • 当社のスパークプラグは、ガスバーナ着火用には使用しないで下さい。これらの用途向けには設計されておらず、着火不良や、オーバーヒートによる機器損傷につながる恐れがあります。

購入時及び使用上の注意

チューニング車及び改造車両について

  • チューニング車、改造車及び車種別適応表に記載のない車両・プラグの型式をご使用の場合は、お客様のご判断、責任でお選びください。
  • チューニング車、改造車に使用した場合に生ずるエンジンやプラグの不具合は、一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。
  • 改造車等に取り付けますとバルブやピストン等に干渉する場合があり、プラグのみでなくバルブやピストンにも損傷を与える場合があります。
  • プラグを硬い床などに落とさないこと。内部亀裂やギャップつぶれが生じ、プラグの機能が損なわれます。
  • ご使用の際には、パッケージ裏面をよくお読みいただき正しい方法でご利用ください。

WEBについて

  • 他社プラグ対照表に関する注意
    • 本対照表車両への適応を保障するものではありません。この対照表は参考としてお使いください。
    • プラグメーカーによって、プラグ仕様(構造、材質等)は同一ではありません。
    • 当WEBの車両別適応表により、プラグ型式をお選びください。尚、チューニング車、改造車、及び車種別適応表に記載のない車両・プラグの型式をご使用の場合は、お客様のご判断、責任でお選びください。
    • このWEBおよびカタログ(適合表)等の印刷物は、年1回の更新・発行です。更新・発行以降に適合情報が変更になる場合があります。また、それ以降発売開始となる車種については記載されておりませんので、ご了承ください。
  • 商品の価格に消費税、取り付け費用などは含まれておりません。
  • 一部の型式については、メーカー純正専用品のため、弊社から販売できません。該当型式については、弊社営業にお問合せください。
  • WEBに記載したプラグの画像についてはイメージ図であり、実際とは異なる場合があります。
  • 商品の外観・仕様は予告なく変更される場合があります。

プラグ選定上の注意

プラグの選定にあたっては車両マニュアル・整備書・本カタログの適応表を調べて正しい寸法・熱価のプラグを選定して使用ください。

プラグ選択のノウハウ

ノーマル車

  • 基本的には標準熱価のプラグをご使用ください。但し、低速走行や短距離走行が殆どでくすぶり不具合が再発するような場合などには、低熱価プラグを選択することでくすぶりを発生しにくくします。
  • レジスタータイプ(抵抗入りプラグ)指定の機種にノンレジスタータイプ(抵抗なしプラグ)を使用しないでください。火花放電に伴うノイズによりエンジントラブルが発生する恐れがあります。
  • 突出しプラグ(J,QJ,KJ,PKJ,SKJ,VKJ,TJ等)を指定エンジン以外のものに取付けますと、バルブやピストンと干渉し、エンジン及びプラグを損傷します。

チューニング・改造車

  • エンジンに改造が施されたり、マフラー、点火コイル、プラグコード、ターボ装着、市販の電子点火システム、NOS(※)などを使用しているチューニング車、改造車の場合は、プラグの熱価をチューニングのレベルに応じて上げる必要があります。正しくプラグを選定されない場合はかぶり、燻り、プレイグニッション(スパークプラグの点火よりも早く、燃焼が自然におこってしまう現象)等が発生して、お車に故障が生じる場合があります。
    (※)NOS:亜酸化窒素をガソリンと共にエアインテークに噴射してエンジンパワーをアップさせる装置
  • チューニング車・改造車に使用する場合はお客様のご判断、責任で熱価を選定してください。

イリジウムレーシングを使用する場合

  • イリジウムレーシングはレース、チューンナップ用プラグです。標準プラグやイリジウムパワーの熱価を基準に、チューニングのレベルに合わせてプラグの熱価を選定してください。
  • 一般的には電極が燃焼室に突き出たタイプのプラグの方が、着火性に優れており性能が向上しますが、高温の燃焼ガスにさらされやすくなり、また接地電極が長くなるために耐熱性、耐久性が低くなります。そのためチューニングのレベルが高い程、電極部が引っ込んだタイプを使用する必要性が高くなります。
  • 一般的にチューニングのレベルが上がれば、熱価の高いプラグを使用する必要性が高くなります。
  • イリジウムレーシングを使用する場合はお客様のご判断、責任にて選定ください。

用途別による最適な熱価選び

ターミナルナット付プラグのご使用について

ターミナルナット付プラグをターミナルナットが緩んだ状態でご使用になりますと、エンジン不調の原因になるおそれがあります。
「ターミナル形状」「NUT」の表記が「R」の品番のプラグで、ターミナルナットを付けた状態で使用する場合には、ペンチ・プライヤー等の工具にて確実に締めてご使用ください。また、「ターミナル形状」「NUT」の表記が「RC」の品番のプラグについては、ターミナルナットがかしめてあり通常の用途で緩む事はありませんが、エンジン・プラグコードの振動等が激しい場合には、まれに緩む場合があります。そのような事が想定される場合には、定期的な点検を実施いただき、緩んでいる場合には確実に締め付け直してご使用ください。

  • S:ソリッド(一体タイプ)
  • R:ナットタイプ(かしめなし)
  • RC:ナットタイプ(かしめあり)
  • T:ネジタイプ

プラグ取付け上の注意

推奨トルクと回転角について

プラグは正しいトルクでエンジンへ取り付ける必要があります。トルクが低過ぎると燃焼ガスのもれや振動による緩みによりエンジン及びプラグに損傷を与える恐れがあります。また逆にトルクが高過ぎると、碍子とハウジングのかしめが緩んで気密もれが発生したり、取り付けねじが破断したりしますので御注意ください。

  1. プラグ6角部に適合した正しいレンチを使用し、碍子を傷めないようにして下さい。
  2. そのとき、シリンダヘッド回りの油、ほこり、異物がエンジン内部に入らないようにしてください。
  3. 取り付け時、エンジン側の取り付け座面をきれいにし、ガスケットの存在を確かめてからプラグを取り付け座にはめ込みます。
    取り付け時、エンジン側の取り付け座面をきれいにし、ガスケットの存在を確かめてからプラグを取り付け座にはめ込みます。
  4. その際プラグは垂直にし、手又はプラグレンチで軽くねじ込みます。
    その際プラグは垂直にし、手又はプラグレンチで軽くねじ込みます。
  5. そして、プラグレンチで下表に基づく推奨トルクまたは推奨角で確実に締めてください。

下表の回転角、トルク以上の締め付けは、エンジンを傷つけ、プラグのねじ切れを起こすことになりますのでご注意ください。

プラグにネジ潤滑剤を塗布すると、締め付け過ぎによるネジ切れが起こる恐れがありますのでネジ潤滑剤はご使用にならないでください。
ただし一部のLPGエンジン用プラグには初めからネジ潤滑剤の塗布されたものがありますので、この場合は整備マニュアルもしくは弊社推奨の回転角及びトルクを守って、プラグの締め付けを行ってください。

プラグレンチを傾けて使用すると、下図のように碍子に無理な力が掛かり、割れが発生することがありますので傾けないようにご使用ください。

ネジ径 推奨トルク 適応型式 推奨回転角
新品 再締め付け
M 8 8-10N・m 全タイプ 約 1 回転 約1/12回転
M10 10-15N・m 下記以外のタイプ 約1/3回転 約1/12回転
M10 10-15N・m U-FE、IUH、VUH、VNHタイプ 約2/3回転 約1/12回転
M10 10-15N・m ステンレス・ガスケットタイプ(※1) 約3/4回転 約1/12回転
M12 15-20N・m 全タイプ 約1/3回転 約1/12回転
M14 20-30N・m 下記以外のタイプ 約1/2回転 約1/12回転
M14 20-30N・m ステンレス・ガスケットタイプ(※2) 約2/3回転 約1/12回転
M18 30-40N・m 全タイプ 約1/4回転 約1/12回転
M14
(テーパーシート)
10-20N・m 全タイプ 約1/16回転 約1/16回転
  • (※1)VUH27ES,U24FER9S
  • (※2)IK16G,IK20G,IK22G,K20PR-U8S,K20PR-U9S,KJ20DR-M11S,PK22PR-L11S,SK20PR-N9S,SK22PR-M11S,SKJ20DR-M11S,VK16G,VK20G,VK22G

碍子割れについて

近年のエンジンは深いプラグホールの中にプラグが取り付けられており、プラグの取り付け及び取り外し時にレンチが傾いていても気付きにくい場合があります。しかしこの状態でレンチを回しますと、碍子頭部がコジリ状態となって無理な力が掛かり、割れが発生することがあります。

碍子割れについて

※但し車両のプラグホール構造、寸法及びレンチの種類等の違いにより発生モードが異なるケースがあります。

プラグの交換時期について

火花放電により電極は消耗し火花ギャップが拡大していきますが、ギャップがある限界を超えると火花の飛びが悪くなり混合ガスへ安定して着火されなくなる可能性があります。そうなるとエンジンの馬力低下・燃費の悪化につながったり、排気ガスへ悪影響を与えますので交換が必要となります。

下表は経済寿命として弊社が推奨する交換時期の目安を示します。経済寿命は走行状態※及び点火特性※によって短くなる可能性があります。また軽自動車は一般4輪車と較べ、エンジン高回転で常用される為、寿命が短くなっています。

一般プラグ・イリジウムパワーの交換推奨目安(経済寿命)

4輪車 15,000~20,000km
軽自動車 7,000~10,000km
2輪車 3,000~5,000km

白金プラグ・イリジウムタフ・イリジウムプラスの交換推奨目安(経済寿命)

4輪車 ~100,000km(注)
2輪車 設定がありません

(注)小排気量車やチューニング車又同時点火コイル車では、エンジン高回転で常用するケースが多くなるため寿命が短くなる場合があります。

TTプラグの交換推奨目安(経済寿命)

4輪車 15,000~20,000km
軽自動車 7,000~10,000km
2輪車 設定がありません

※寿命を短くする要因

  • 走行状態:高速走行、高積載走行、登坂走行、長時間アイドリング(タクシー) 等
  • 点火特性:同時点火システム、+放電、高エネルギーコイルを使用 等

同時点火システム

同時点火システムとは図の様に、1つのコイルから2つのプラグコードが取り付けられている点火システムのことです。通常のコイルは一つのコイルで一本のプラグに高電圧を供給し一般的には消耗の少ない-放電が採用されています。一方同時点火システムでは、一つのコイルで二本のプラグに供給する必要があり、それぞれ-放電と+放電となり更に燃焼に関係のないむだ火が発生する為、特に十放電で電極消耗が多くなります。

同時点火システム

プラグのギャップ(火花すき間)調整

  • 中心電極が丸くなったり、接地電極が偏って磨耗している場合は新品に交換してください。
  • 白金プラグやイリジウムプラグなど電極の細いプラグでは、中心電極を傷めることがありますので、ギャップ調整は行わないでください。