推奨トルクと回転角について

プラグは正しいトルクでエンジンへ取り付ける必要があります。トルクが低過ぎると燃焼ガスのもれや振動による緩みによりエンジン及びプラグに損傷を与える恐れがあります。また逆にトルクが高過ぎると、碍子とハウジングのかしめが緩んで気密もれが発生したり、取り付けねじが破断したりしますので御注意ください。

  1. プラグ6角部に適合した正しいレンチを使用し、碍子を傷めないようにして下さい。
  2. そのとき、シリンダヘッド回りの油、ほこり、異物がエンジン内部に入らないようにしてください。
  3. 取り付け時、エンジン側の取り付け座面をきれいにし、ガスケットの存在を確かめてからプラグを取り付け座にはめ込みます。
    取り付け時、エンジン側の取り付け座面をきれいにし、ガスケットの存在を確かめてからプラグを取り付け座にはめ込みます。
  4. その際プラグは垂直にし、手又はプラグレンチで軽くねじ込みます。
    その際プラグは垂直にし、手又はプラグレンチで軽くねじ込みます。
  5. そして、プラグレンチで下表に基づく推奨トルクまたは推奨角で確実に締めてください。

下表の回転角、トルク以上の締め付けは、エンジンを傷つけ、プラグのねじ切れを起こすことになりますのでご注意ください。

プラグにネジ潤滑剤を塗布すると、締め付け過ぎによるネジ切れが起こる恐れがありますのでネジ潤滑剤はご使用にならないでください。
ただし一部のLPGエンジン用プラグには初めからネジ潤滑剤の塗布されたものがありますので、この場合は整備マニュアルもしくは弊社推奨の回転角及びトルクを守って、プラグの締め付けを行ってください。

プラグレンチを傾けて使用すると、下図のように碍子に無理な力が掛かり、割れが発生することがありますので傾けないようにご使用ください。

ネジ径 推奨トルク 適応型式 推奨回転角
新品 再締め付け
M 8 8-10N・m 全タイプ 約 1 回転 約1/12回転
M10 10-15N・m 下記以外のタイプ 約1/3回転 約1/12回転
M10 10-15N・m U-FE、IUH、VUH、VNHタイプ 約2/3回転 約1/12回転
M10 10-15N・m ステンレス・ガスケットタイプ(※1) 約3/4回転 約1/12回転
M12 15-20N・m 全タイプ 約1/3回転 約1/12回転
M14 20-30N・m 下記以外のタイプ 約1/2回転 約1/12回転
M14 20-30N・m ステンレス・ガスケットタイプ(※2) 約2/3回転 約1/12回転
M18 30-40N・m 全タイプ 約1/4回転 約1/12回転
M14
(テーパーシート)
10-20N・m 全タイプ 約1/16回転 約1/16回転
  • (※1)VUH27ES,U24FER9S
  • (※2)IK16G,IK20G,IK22G,K20PR-U8S,K20PR-U9S,KJ20DR-M11S,PK22PR-L11S,SK20PR-N9S,SK22PR-M11S,SKJ20DR-M11S,VK16G,VK20G,VK22G

碍子割れについて

近年のエンジンは深いプラグホールの中にプラグが取り付けられており、プラグの取り付け及び取り外し時にレンチが傾いていても気付きにくい場合があります。しかしこの状態でレンチを回しますと、碍子頭部がコジリ状態となって無理な力が掛かり、割れが発生することがあります。

碍子割れについて

※但し車両のプラグホール構造、寸法及びレンチの種類等の違いにより発生モードが異なるケースがあります。