放電電圧に影響する条件

放電電圧は、さまざまな条件により、著しく変化します。
特に影響が大きいのは、プラグギャップ、圧縮圧力および混合気温度の3つです。

プラグギャップ

プラグギャップ

放電電圧はプラグギャップに比例して高くなります。
プラグギャップは使用を重ねると電極が消耗して少しずつ広くなり、高い放電電圧が必要となって、失火しやすくなります。

電極の形状

電極の形状

同じプラグギャップでも電極に角がある方が放電しやすくなります。
古いプラグは消耗により、電極形状が丸味を帯びてくるために、放電しにくくなり、失火しやすくなります。

圧縮圧力

圧縮圧力

放電電圧は圧縮圧力に比例して高くなります。
圧縮圧力が高くなる時は低速・高負荷の時であり、特に発進時の急加速時などはこの条件に当てはまり、高い電圧が必要になって失火しやすくなります。

混合気温度

混合気温度

放電電圧は混合気温度が高くなると低くなります。
エンジン温度が低いほど高い電圧が必要になるので、低温時に失火が起こりやすくなります。

電極温度

電極温度

放電電圧は電極温度が高くなると低くなります。
電極温度は、エンジン回転数に比例して高くなるので、低速走行時に失火が起こりやすくなります。

空燃比

空燃比

混合気が薄い(空燃比が大きい)ほど、放電電圧は高くなる傾向があります。
燃料系統の不具合により、混合気が薄くなると失火が起こりやすくなります。

湿度

湿度

湿度が増すと電極温度が下がるため、放電電圧はわずかに高くなります。