デンソー山岳部キリマンジャロ登山報告 第3話植樹と文房具の寄贈
2008年01月25日
1月3日 晴れ マラングゲートへ帰還
報告者=大矢隊員
昨日の頂上アタックの疲れでぐっすり眠ることができ、非常に爽快な気分。日の出を見るために、起床時間より早い6:10に起きてロッジの外に出た。既に早起きの外国人達がカメラを構えて待機している。6:18快晴の空のもと、雲海の中から日が昇る。キボ峰、マウェンジ峰が朝日に染まる。そう言えば、20年前も頂上アタックの翌日に、この同じ場所で日の出を見たなあ。まだ身体の奥に多少疲労は残っているが、昨日の疲労困憊状態からは着実に回復した。体調の悪い人は一人もなく、全員元気に朝食を摂る。陽気なコック、ユダがモーニングティーを持ってきた。彼の声を聞くと、こっちまで元気になってしまうから不思議だ。ホロンボハットは、カラスが非常に多い。残飯をあさりに来るものと見える。キリマンジャロをバックに記念撮影。名残惜しみつつ、全員登頂の達成感を胸に、キリマンジャロを後にする。
左手にマウェンジ峰、右手下にマウンジクレータを見て、高山植物の花を楽しみながら下っていく。例によって、サドル方面には谷風の上昇流によって層雲が湧き上がって来る。足取り軽く下ること3時間でマンダラハットに到着。ここでのんびりと昼食を摂る。キリマンジャロでの食事もこれが最後、しっかりと味わって食べる。遮るものがなく、熱帯の日差しは強烈。日焼け止めを重ね塗りする。昼食後、小屋の前でオールスタッフが勢ぞろいして、キリマンジャロの歌や岳人の歌を一緒に歌う。スタッフとの別れを惜しみつつ、マンダラハットを後にして、長い樹林帯を抜けてようやくマラングゲートが見えてくると、長かったキリマンジャロの道もついに終点だ。全員登頂と無事の下山を祝し、皆で握手し合う。ここのショップで各自お土産を買った後、車で10分でホテルカプリコーンに帰ってきた。5日間の山旅の垢をシャワーで洗い流し、夕食にて“全員登頂”を祝って乾杯。ここに、我々のキリマンジャロ登山は幕を閉じた。
1月4日 晴れ 植樹と文房具の寄贈
報告者=亀山副隊長
1月4日、登山日程の1日をあて、社会貢献活動として植樹活動、小学校への文具、サッカーボールの寄贈・交流会を行った。
エディスさんのTOYOTAハイラックスを先頭に、ランドクルーザー4台はメンバーを乗せ、カプリコンホテルを後にムシリ村へ向かう。なかなかの悪路である。ムシリ村学校に集結し、無農薬栽培や、熱効率のよいカマド等の現地の環境改善活動の説明を聞く。小学校のホールでタンザニア風の朝食を頂いた後、植樹地へ向かう。
ムシリ村の奥、建設中の中学校近くの斜面へ苗木の植樹を実施する。植樹地で植樹要領を聞き、準備されていた4種類の苗木の500本を皆で手分けして植える。植樹地の傾斜はきつく、強い日差しを受けながらであったが、1時間20分程でなんとか殆どの植樹穴へ植え尽くす。この後、一旦ホテルへ戻り、荷物を車へ積みアリューシャへ向かう。途中、モシのコーヒーショップにて小休後、エディス邸にてタンザニア風昼食は美味しく頂く。
キワワ小学校へ着くと、既に白い歯を輝かせ、整列した可愛い大勢の子供たちが待ち受けていた。子供たちは合唱と踊りで歓迎してくれた。YさんやWさんが、子供らの輪に入って不器用に踊りだすと、子どもたちにオオウケである。日本から持参した、文房具とサッカーボールを子供たちへ贈ると、子どもたちの表情は満面の笑みで、受け取った品々を高く掲げ、本当に嬉しそうだった。こんなに喜んでもらい、私たちもとても嬉しかった。次に教室に入り、校長先生・村長さんたちとメンバーの懇談に入る。 小学校や地域住民のことなどを聞き、特に教育環境の課題の多さを痛感する。最後に男女一対の民族衣装をプレゼントして頂き、お返しにYさんが、尺八で、(春の海と新相馬節)でしめる。

植樹する木の説明を受ける

持参した文房具・ボールの贈呈式

歓迎してくれた子どもたちと
第4話に続く