デンソー、自動販売機向けのエジェクタを開発
〜冷媒噴射装置により年間消費電力量を25%削減〜

2015年08月27日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、飲料用自動販売機の冷却システム向けに小型冷媒噴射装置であるエジェクタを開発しました。エジェクタを搭載することで、従来の自動販売機に比べ、年間消費電力量25%の削減を達成しました。
 飲料用自動販売機へのエジェクタ搭載は世界初で、富士電機株式会社(本社:東京都品川区、社長:北澤 通宏)が、4月に発売した自動販売機に採用されています。

 エジェクタを使った冷却システムでは、従来捨てられていたエネルギーを、コンプレッサーを動かすための圧力エネルギーとして活用し冷凍効率を高めることで、消費電力量を大幅に削減することが可能になります。エジェクタは、2003年にデンソーが世界で初めて実用化し、冷凍車の冷凍機や自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機「エコキュート」、カーエアコンに搭載されており、自動販売機には初めて搭載されました。

 自動販売機の消費電力の多くは、商品を冷却する際のコンプレッサーの動力として使用されています。特に自然冷媒CO2を使った自動販売機は、地球温暖化への影響が低い反面、通常使われる代替フロンに比べて圧力が高くコンプレッサーの負荷が高いという課題がありました。
 今回のエジェクタは、自然冷媒CO2自動販売機に搭載され、従来機に比べてエネルギー消費効率を冷却モードで45%、加熱モードで24%向上し、年間消費電力量の25%削減を達成しました。

 デンソーは、これまで自動車分野で培ってきた技術をベースに、低炭素社会の実現に向け、今後も新たな環境技術、製品の開発を続けていきます。

製品写真


自動販売機向けエジェクタ

以上