デンソー 取締役社長 加藤 宣明 年頭あいさつ(抜粋)

2015年01月06日

 株式会社デンソーでは、1月6日(火曜日)8時40分から本社(愛知県刈谷市)にて年賀式を開催いたしました。取締役社長の加藤宣明から社員に向けた年頭あいさつの抜粋は以下の通りです。

 新年あけましておめでとうございます。まずは昨年の社員の皆さんの頑張りと、その頑張りを支えて頂いたご家族の皆さんに深く感謝いたします。昨年の自動車市場は日本、タイ、ブラジルなどでは前年割れになりましたが、北米や中国市場は拡大し、世界全体としては前年比3%の成長を遂げました。デンソーでは、これまで「先進的な技術開発」、「モノづくりの革新」、「市販・新事業の拡大」にグループ一丸となって取り組んできました。

 今年は、2020年長期方針の実現を目指す上で、マイルストーンとなる「2018年中期方針」を策定する大変、重要な年です。取り組みの柱はこれまで同様、「先進的な技術開発」、「モノづくりの革新」、「市販・新事業の拡大」であることに変わりありませんが、2020年に向けて、「地球環境の維持」と「安心・安全な社会づくり」において社会に一層貢献できるよう、それぞれの活動を進化させていかなければなりません。2018年に実現したい目標とその達成に向けた道筋を皆さんとしっかり議論して、策定していきたいと思っております。

 技術開発では、燃焼効率のさらなる改善に加え、自動ブレーキや車線逸脱防止など交通事故ゼロ社会を目指して、予防安全や高度運転支援の技術開発を加速させていきたいと思います。モノづくりでは、ダントツ工場づくりの活動をグローバルに拡大するとともに、技術とモノづくりの力を融合させ高度化する製品の開発と量産化の基盤をしっかり築いていきたいです。市販・新事業では、OEビジネスとは異なる視点で新たな発想を生み出す風土を醸成し、デンソーの柱となるような事業化への成長を目指します。

 これから中長期のデンソーの事業成長を考える上で皆さんに特に意識して、取り組んでいただきたいことを3つ述べさせていただきます。

(1)世界初技術への果敢な挑戦
高い志と実現に向けた熱い思いこそが、世界初技術を生み出す原動力になります。世の中の常識にとらわれることなく、新しい社会をつくろうという気概を持って、挑戦し続けてください。
(2)安全・品質・生産性は永遠の課題
デンソーが持続的に成長していくためには、皆さんが職場で安全にいきいきと働き、品質と生産性の向上に前向きに取り組んでいることが最も大切なことです。安全な職場づくりを進めていただくとともに、お客様からの信頼を得て、市場で商品が普及できるよう、品質と生産性の向上に努めて欲しいと思います。
(3)人材育成と技術・技能の伝承
私たちが先輩から受け継いだ教えや自ら培った技術・技能・知見を後輩、さらに日本から海外の拠点へと伝承していくことがデンソーの持続的競争力の大切な基盤となります。次世代の人たちに挑戦する場を与え、その挑戦を温かく見守り、時に助言することで、人材育成と技術・技能の伝承をはかってください。

 最後になりますが、本年が、デンソーグループの皆さん一人ひとりや、ご家族にとって、より良い1年となることを祈念いたしまして、年頭のあいさつとさせていただきます。

以上