デンソー、ITSタイランドとITSに関する共同研究について
MOUを締結

2014年07月02日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)とグループ会社であるデンソー・インターナショナル・アジア社は、ITSタイランド(Thai ITS Association 所在地:タイ パトゥムタニー県、 総裁:Dr.Passakon Prathombutr)とタイにおけるITS【注1】(高度道路交通システム)に関する共同研究のMOU【注2】を締結しました。このITSに関する共同研究は、2013年から協議を始め、2014年2月のMOUの締結を経て、3月から共同研究のプロジェクトを開始しました。

 タイでは、特にバンコクなど大都市で車両台数が大幅に増加したことにより慢性的な交通渋滞が発生しており、交通の流れの円滑化が課題となっています。日本で実用化されている、車と路側のインフラ機器に無線通信機を搭載・設置し、車両情報や道路情報を通信する技術は、タイにおいても、渋滞の緩和や衝突事故の防止に寄与する技術として期待されています。

 今回の共同研究では、実際の市街地での無線伝送のデータの収集はじめ、日本で実用化されている様々な情報通信システムのアプリケーション等をベースにタイの交通事情に適応させるための実験を行ない、有効性を評価・分析します。共同研究で得られた成果は、タイのITSの今後の施策に活用されます。

 デンソーは、2003年から車車間通信・路車間通信の主要機器である無線通信機の開発に取り組んでいます。自社のテストコース内に模擬市街地路を作り、実車を用いた通信性能確認およびアプリケーションの開発・評価を進め、その開発成果を実装した車載機をカーメーカと日米欧の政府機関が協力して実施している各種実証実験に提供しています。デンソーは、交通流の円滑化によるCO2排出削減と交通事故のない社会の実現に寄与するため、車車間通信・路車間通信の早期実現を目指します。

<注釈>

【注1】ITS Intelligent Transport System:高度道路交通システム

【注2】MOU Memorandum of Understanding:了解覚書

以上