快適分野において、特に高級車分野ではユーザのニーズにきめ細かに応える高付加価値製品が求められています。デンソーは、この要求に対応して、表面温度の分布を検出することができる世界初の赤外線センサ(マトリクスIRセンサ)を搭載した新エアコンシステムを開発しました。このシステムは、2006年9月にトヨタ自動車が発売したレクサスLS460の一部のタイプに搭載されています。
新開発したマトリクスIRセンサは、天井パネル中央に搭載され、後席の各乗員の体表面温度を非接触で検出し、それを電気信号に変換して、エアコンECUに送信します。
エアコンECUは、各乗員の状態に合わせた適切な空調設定条件を計算し、温度、風量、吹出口モードを自動的に調整します。
マトリクスIRセンサには、車室内で放射された赤外線を検出し、各乗員の体表面温度を測定する複数の検出部があるため、車室内の温度に応じて制御される従来のシステムと比べて、さらに各乗員の温度感覚に合った空調を提供することができます。
例えば、暑い場所から後席に乗車した時に、マトリクスIRセンサにより、すでに乗車している他の乗員の空調環境を維持したまま、より冷たい空気を乗車したばかりの人に提供することが可能になります。
デンソーは、環境、安全、快適、利便の各分野での技術・製品開発に注力しています。マトリクスIRセンサは、乗員にさらなる快適性を提供するために開発された製品の一例です。デンソーは今後も、お客様のニーズに合わせ、先進的なクルマ社会の実現に貢献するため、この4つの分野に注力していきます。
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