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青少年育成

活動レポート

少年少女発明クラブ支援活動

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■モノづくりの楽しさを子どもたちに! 西尾(ニシオ) 市少年少女発明クラブ

西尾(ニシオ) 市少年少女発明クラブは、約20年前、生徒20人ほどの小規模なクラブとして発足しました。毎週土曜日、小学生に工作をはじめモノづくりの楽しさを教えています。発足以来、指導員として活躍をしている三輪さん(西尾製作所)、杉浦さん( 高棚(たかたな) 製作所)、田口さん(日本自動車部品総合研究所)に話を聞きました。


>>西尾市少年少女発明クラブ発足時は、どのような状況でしたか。
<三輪さん>苦難の日々でしたよ。途中、指導員不足でクラブの存続が危ぶまれることもありました。夏休み特別授業などの時は、有志が有給休暇を利用して、力を合わせて存続できるよう努力してきました。現在ではアイシン精機株式会社や西尾市教育委員会の協力も得て、指導員12人・生徒 約70人ほどのクラブになっています。設立当初は簡単な木工作品がほとんどでしたが、今ではからくりの原理やモータを使った高度な作品も多くなってきました。


>>指導員の皆さんはどのように生徒たちにモノづくりを教えるのですか。
<杉浦さん>発明クラブでは生徒自身が何を作るかを決めます。なかなか作品が決まらなくて、1~2ヶ月悩み続ける生徒もいるほど、自分の考えを固めていくのは大変です。私たち指導員は、生徒たちと話をしながら、ぼんやりとした考えを具体的な設計や仕組みにつなげるお手伝いをしています。作品が決まってくると、みんな目が輝いてきますよ。
<田口さん>作品が決まったら、まず設計図を書くんですが、生徒たちは図面を書くのがとても苦手。それをサポートするのも私たち指導員の仕事。話をしながら方眼紙に絵を書いていきます。時には原理が難しく指導員泣かせの作品もありますけどね(笑)

指導員3人の写真です

写真説明:左から指導員の田口さん、三輪さん、杉浦さんです。

作品を作っている写真です

写真説明:からくりの仕組みを採用して作品を作っています。

図面作成をしている写真です

写真説明:指導員が図面作成のお手伝いをしています。

寸法を決定している写真です

写真説明:細かい寸法を図面上で決定していきます。

>>活動を通して感じる「嬉しさ」は何ですか。
<三輪さん>生徒の笑顔に囲まれながら活動ができること、作品が出来上がった時の満足感を生徒と一緒に味わえることですね。
<杉浦さん>地域の子どもたちが参加しているので、発明クラブ以外の場所で生徒とばったり会うこともあります。そんな時に、「先生!!」って、声をかけてもらえるのがとても嬉しいですね。
<田口さん>指導する時、すごく真剣な表情で聞いてくれるのが嬉しいです。また、指導員同士で知恵を出し合う場では、アイディアを持っている先輩たちから学ぶことは多いですね。

 

>>昨秋の全国少年少女発明クラブ創作展での優秀賞受賞、おめでとうございます!
<三輪さん>ありがとうございます。指導員・クラブ員みんなで知恵を出し合い、1ヶ月かけて「てんとう虫のサンバ」を作りました。てんとう虫が左のパイプを駆けくだり、右のパイプをよじ登るようにしたものです。


>>どんな仕組みになっているんですか
<三輪さん>一見、不思議な動きなんですけど、原理は簡単です!2本のポールの中に水が入っていて、浮き上がる磁石と沈む磁石を入れて、パイプの外のてんとう虫を磁石の力で吸い付ける原理です。てんとう虫がなめらかに動くよう磁石の強さや浮きや鋼球の大きさなどの調整、材料調達が大変でしたが、なんとか完成させました。



作品「てんとう虫のサンバ」の写真です

写真説明: てんとう虫の裏の磁石は、肩こり用の磁石を使用しています。

 

>>これからの目標はありますか?
<三輪さん>自分の子どもが小学生の頃、仕事が忙しい時期でモノづくりを教えてあげられなかったんですよ。それだけに、発明クラブの生徒たちには、モノづくりの楽しさや奥深さをしっかりと教えていきたいですね。
<杉浦さん>生徒たちは作品の発案から完成まで手掛けるので、その作品が大きな大会で評価されると、より自信を持ってモノづくりに取り組むようになります。ひとりでも多くの生徒が、自分の考えをカタチにできるよう、サポートしていきたいです。
<田口さん>生徒たちには、自分で使ったものは自分で片付ける、次に使う人も気持ちよくできるように掃除をするなど、モノづくりだけでなく、集団活動の中で身につけてほしい心遣いや礼儀も教えていきたいと思っています。


 

設計や仕組みについて話し合っている写真です

写真説明:指導員は生徒たちと話し合いながら具体的な設計や仕組みにつなげるようお手伝いします。

完成した作品と図面の写真です

写真説明:発案から完成まで約2~3ヶ月かかります。

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