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環境共生

活動レポート

デンソーECO(エコ)レンジャー21 in 愛・地球博

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■「21世紀を担う君たちへ」リーダー体験談

 環境教育プログラム「デンソーECO(エコ)レンジャー21」は2001年から、地域の小学生を対象にデンソーのビオトープなどの施設を教材にしながら毎年春から秋にかけて、年に 5 日間(主に土曜日)の日程で、4年間行なってきました。
2005年はその集大成として、愛知万博に舞台を移し、対象を全国の小中学生に広げ、延べ10日500名を対象とし実施することになりました。
今回は、2005年7月21日(木曜日)~23日(土曜日)で実施した夏コースの模様をリーダーの高山(タカヤマ)さんの体験談を通じてお伝えいたします。

ビオトープとは、生命(バイオ=bio)と場所の(トポス=toposu)の合成語で、英語では(Biotope)と書き、さまざまな野生生物が生きることのできる空間のことをこう言います。

「21世紀を担う君たちへ」

愛知県刈谷市在住・学生・高山(タカヤマ)さん

夏コースのプログラムで私が担当したのは「水の力。運び、奏で、育み」でした。
私は水遊びが好きですから、その魅力やありがたさをみんなに感じてもらおうと思いました。
さて、子どもたちはどんなふうに海上(かいしょ)の沢と触れ合ったのでしょう?

 90分のプログラムの中でタイトルにある3つの水の力をいろいろな形で体験してもらいましたが、ここでは「運び」の部分をご紹介します。ゲームを通して、水には物を運ぶ力があることを感じてもらいました。

小道に落ちている葉っぱを選んで、沢に流します。沢の水はわずかしか流れていませんから、すぐに途中の小石などに引っかかります。たどり着いた場所に小旗を立てます。2回目はそれよりも遠くまで流れる工夫をしてみよう、というわけです。単なる葉っぱ探しなのに、子どもたちは地面に顔を付けんばかりに目を凝らします。「小さな葉っぱの方がいい」「軽い葉っぱがいいかな?」「真直ぐな葉っぱがいいんじゃないの」「流れの真ん中に流そうかな」いろいろなアイデアが出ます。

写真は、デンソー環境教育プログラム夏コースの実施の前にリーダーが自己紹介しているところです。

写真説明:「こんにちは!」 リーダーの自己紹介


 実は古代から寺社を建てる時に大木を運搬するため、似たようなことを日本人はしていました。
滋賀の山から伐採した材木を川に流すのに大雨の日を選び、しかも上流の川では1本ずつ流し、大きな川になってさらに水量が増えればそれを筏(いかだ)にして奈良・京都まで運んでいたのです。修学旅行で奈良の東大寺に行なったら思い出してくださいね。小さな川でもそれなりに工夫すれば物を運ぶ力があり、私たちはその力を享受していたのです。

写真は、小道に落ちている葉っぱを選んで、沢に流している様子です。

写真説明: 今度は遠くまで流れるかな?

さて、沢の流れに適した葉っぱはどんなだったでしょう? 私たちが子どもの頃は、川で遊び、こうして笹の葉を流したものです。そういう機会が減った今、子どもたちはこんな単純な遊びにキャッキャ大はしゃぎです。

 どんな「体験」も、子どもが将来に役立つ「引き出し」を用意することだと私は考えています。このような環境体験プログラムは引き出しの作り方に気づいてもらうきっかけです。今は不自由していないかもしれないけれど、このままでは将来の暮らしに困るかもしれないことに気づいたり、それに対処する方法を考えることが「環境学習」だと思います。何か問題にぶち当たったとき、今日の引き出しを開けたら役立つかもしれません。たくさんの引き出しを用意しておくといろんな問題に困りません。

写真は、リーダーに広大なかいしょのもりの様子を話してもらっているところです。

写真説明: ずっと向こうまで、海上(かいしょ)が続いているんだよ!

 だから私たち大人の送ったメッセージとは受け止め方が異なっても、子どもたちなりに考えたこと、思ったことは、いつか使える引き出しになるのではないのでしょうか。デンソーECO(エコ)レンジャー21のプログラムを終えて、迎えに来たお父さんお母さんたちとニコニコ話している姿を見ているとそう思います。私の彼らへの期待でもあります。「今日から君たちは自然の味方だよ、ECO(エコ)レンジャーだよ!」。

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