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デンソーが支援するNPO法人アジア車いす交流センター(WAFCA)は、2月2日(木曜日)~6日(月曜日)の日程で「タイ・フレンドシップツアー」を開催しました。このツアーは、WAFCA会員が自費で参加し、WAFCAのタイの活動現場の見学や、訪問地でのボランティア活動を行い、タイの人たちとの交流を図るものです。
今回も、デンソー社員を中心に29名が参加し、車いす生産工場「タイウィール」訪問、ランプーン県(首都バンコクから車で約9時間)にあるランプーン特殊教育学校での1日にわたるボランティア活動を行いました。参加者の大多数は、工具を持たせたら目の色が変わる「モノづくりのプロ」たち。その一人である
気づき旅+学び旅=フレンドシップツアー
大安製作所・

写真説明:タイウィールの皆さんと記念撮影!
2月4日22時10分。タイ ランプーン県にある河川敷公園で手を取り合って踊る、男と女、障害者と健常者、タイ人と日本人。4時間余り続いた交流会のフィナーレを飾る踊りの輪からこぼれる笑顔、笑顔。しかし別れの時がすぐそこまで来ていることが私の心に少し影を落とし始めていた。
私のフレンドシップツアーはこの時から約1週間前、職場で蔓延する風邪から我が身を守るためマスクを着用することから始まっていた。マスクの効果か無事2月2日出発の朝を迎え、早朝に自宅を出て、夕刻バンコクに着いた。早速WAFCAT(※1)、デンソータイランド関係者との懇親会に臨み、和気あいあい語り合う皆の心は「多くの人達に車いすを届けたい」で固く結ばれていた。
翌日はタイウィールで車いすの組立て作業に挑戦。スタッフの苦労がしのばれる「作業手順書」を片手にタイウィールのベテラン作業者の指導受けながら、フレーム・シート・車輪を次々と組付けて行き、完成するとチェックシートを基に最後の検査。検査員はデンソーOBの元「検査工」、「俺の目はごまかせんぞ」とばかりに厳しいチェック。
「よーしOK」の声とともに皆で拍手。完成したばかりの車いすを真ん中にタイウィールの仲間も一緒に満面の笑み「ハイ、チーズ」と記念写真に納まった後、タイウィールの仲間に別れを告げ、次の活動地ランプーン県へと向かった。
※1 WAFCAT(Wheelchairs And Friendship Center of Asia Thailand)
WAFCAのパートナーとして、現地で活動を推進するタイの財団法人。
ランプーン特殊教育学校では、700キロメートル余の道を夜通し走って駆けつけてくれたWAFCATフレンドシップキャラバン(※2)の若い仲間たちと共に車いすの修理、リハビリ用具の製作などに汗を流した。屋外での活動で肉体的には結構きついものの、ガタガタの車いすが息を吹き返し、リハビリ用具が完成していく姿を見ることで疲れも吹き飛び、達成感に浸りながら冒頭の交流会の場へと向かった。
※2 WAFCATフレンドシップキャラバン
タイの障害者福祉施設にて車いす修理をするボランティアグループ。デンソータイランドの社員が中心となって結成。

写真説明:ナウィン君(4歳)は、初めて車いすを手にして嬉しそう

写真説明:車いすの修理方法を話し合う

写真説明:リハビリ用具の板の角に丁寧にヤスリをかけます

写真説明:安全第一!3人の技術者が見守るなか、リハビリ用具のピンの先を丸めます
交流会では忘れられない出来事があった。それは特殊教育学校に通う聴覚障害の女児達がタイ舞踊を披露してくれていたその時、電気トラブルで音楽が停まってしまい会場がざわついた。しかし、彼女達は何事もないかのように踊り続けてくれたのだ。その姿を目にした時、音は耳で聞くものでなく、「心で聞き、体で感じる」ものだと教えられた気がした。
月並みな感想かもしれないが、このツアーで出会った多くの人達から、「生きる楽しさ、喜びを味わえるように、人はお互いに助け合うこと」「人を喜ばせるおもてなしは、心から発信すれば、心に伝わること」を学ばせていただいた。
フレンドシップツアー、心に残る5日の間。「気づき・学び・フレンドシップ」を合言葉に来年はあなたも参加しませんか。お待ち申し上げております。コックンカップ!ありがとうございました。

写真説明:6人の女児が華麗に踊るタイ舞踊は幻想的でした
