活き活きと働く社員紹介 川出 千夏
早くから女性総合職の採用を取り入れたデンソー。その女性たちの多くは今、結婚をして母となり、現在も活躍を続けています。川出千夏もまた、母となってからも「夢の実現」と「育児」を両立するべく、率先して育児休職を取得。新しく導入されたデンソーオリジナルの制度である「あんしん育児休職」を導入直後に活用しました。このページでは、入社時の夢を今まさに実現しながら、ワーキングマザーとして活躍する彼女の体験談をご紹介します。

1991年、事務系女性総合職第一期生としてデンソーに入社。現在は、総務部において社会貢献担当として活躍。第1子出産にあたり、2004年11月〜2005年9月まで育児休職を取得。その後、2007年1月〜2月にかけてあんしん育児休職を取得した。
※所属・役職は取材時点のものです。

現在は、総務部で社会貢献担当をしています。企業市民として社会的課題の解決に貢献することが部署のミッション。その中で私は、社会貢献活動のための新規プログラム開発を任されています。
私が第一子を出産したのは36歳の時。1年間の休職を取って、復職と同時に部の最重要課題であったグローバルな社会貢献活動の開発を任されました。入社当時の夢であった国際事業に携われるということもあって、復職直後から事業の具体化に向け無我夢中で取り組みました。しかし、仕事のアウトプットを出すのに、育児という「時間的制約」の大きさは予想をはるかに上回りました。正直なところ、母親だからという理由で職場の負担にならないよう無理していたところもありましたね。国内調査のみならず3度にわたる海外調査、頻繁に入る役員報告・・・仕事の充実度と反比例するがごとく、育児にいたっては保育園だけでなく実家を頼らざるをえない日々が続きました。
そして、子どもが言葉を発するようになった1歳半頃のこと。ある朝玄関先で「ママは仕事」と自分に言い聞かせている子供の姿を目の当たりにしました。仕事はとてもやりがいがあったものの「この時期に仕事に重点を置いた生活を続けていいのだろうか、“今”子どもとしっかり向き合って、一緒にいてあげないといけない」と、母親として強く感じました。仕事を前向きに取り組めるのも、当然家族や子供の幸せがあってのこと。そこで、育児経験のある同僚たちにライフスタイルや母親のあり方について相談したのが育児休職取得のきっかけです。「子どもが母親を純粋に求めるこの時期に、少しでも育児に専念したい」という私の想いを、上司や仲間は理解してくれて、スムーズに育児休職を取得することができました。

上司と相談し、進行中の企画の進み具合や、その他の仕事に支障がない時期から、休職のタイミングを2007年1月から2月とすることを決めました。メンバーに不在中のプロジェクトの推進を託し、「復職後、1ヶ月で挽回します!」と宣言して休みに入りました。
育児休職を取得してよかったのは、改めて子どもの日常に触れ、夫と共に家族の素晴らしさを再確認できたこと。毎日、こんなにも新しい発見があるんだと、嬉しいばかりの毎日でしたね。それまで育児に協力をしてくれていた実家の両親に休んでもらうこともでき、本当に充実した、あっという間の2ヶ月間でした。「自分の人生の基盤は家庭。家庭を大切にすることなく仕事をしていては、本来の自分を見失ってしまう」と改めて気付いた、私の人生の中でもとても大切なターニングポイントでした。家族の大切さを再認識することで、その上で「自分がしたいこと」が何か改めて気づくことができましたね。
上司や同僚の協力もあり、復職後はスムーズにプロジェクト業務に戻ることができました。その後、役員会へ「デンソー青少年育成グローバルプログラム」を提案。実現の運びとなり、間もなくこのプログラムは具体的な活動へと移っていくところです。
ずいぶん前の話ですが、私も皆さんと同じように就職活動をしていました。「国際的な企業で海外事業に携わりたい」「女性にオープンな風土で活躍したい」「将来は、仕事も家庭も両立したい」この3つをポイントに会社選びをし、最終的に選んだのがデンソーでした。
実は私は、デンソー事務系女性総合職の第1期生。その私が16年後、総合職としては初となる、あんしん育児休職制度の利用者として、入社当時から夢だった「仕事と家庭の両立」を実現しています。1人のデンソー社員の先輩としてアドバイスできることは、入社したら「こうなりたい」というビジョンを常に大切にしてほしい、ということ。会社も組織も環境はどんどん変化しますから、ビジョンをもっていなければ流されてしまいます。ビジョンをもっていれば、環境が変わってもキャリアを積むチャンスだと前向きにチャレンジできます。そのビジョンに向かって、ぜひ皆さんもおもいっきり前進してください。
最近では、ライフスタイルの多様化や環境変化もあり、育児休職を必要としているのは必ずしも女性だけではありません。男性社員にも育児休職や介護休職を必要としている人がいます。デンソーには、良い制度がいろいろありますから、状況に応じて上手に活用していただきたいですね。こうした制度が利用されることが、今以上に当り前に受け入れられていくように、もっともっと多くの方が有効的に活用してくれることを心から願っています。
今後は「デンソー青少年育成グローバルプログラム」の推進だけでなく、ワーキングマザーとして、また「あんしん育児休職」の取得経験者として、デンソーで働く多くの人にとっての道しるべとなって役に立ちたい。後輩が活き活きと活躍できるよう、少しでも自分の経験を伝え、広めていきたいと思っています。これも、私の「ビジョン」の一つです。



