活き活きと働く社員紹介
一人ひとりが能力を最大限に発揮し、活き活きとした人生を送ることを理念に掲げるデンソーでは、仕事だけではなく、生活や人生そのものを充実させるための様々な制度を用意しています。その一つである育児休職の利用者の中には、男性の姿も年々増えてきています。このページでは育児休職を取得した男性社員の一人である、牧野貴紀の体験談をご紹介します。

2001年、キャリア採用にてデンソーに入社。現在は半導体圧力センサに用いるIC回路の設計業務を担当。二男の出産に伴い、2006年8月〜10月にかけて、約2カ月間の育児休職を取得した。
※所属・役職は取材時点のものです。

きっかけは、長男出産時の反省でした。実は当時、妊娠していた妻の体調がすぐれなかったのですが、私自身がデンソーに転職した直後ということもあり、正直家族よりも仕事を優先させていたのです。無事に長男が生まれたものの、その時の申し訳ない気持ちがずっと心の片隅にひっかかっていました。そんなある日、休日に何気なく見ていたテレビで、「男性も育児休職を取得できる」ということを知ったのです。
2006年の春、妻が第二子を妊娠。さっそく、育児休職取得のための手続き方法をスタッフに問い合わせました。同時に、職場の上司や同僚の理解を得るため、育児休職を取りたいという意志を早めに伝えました。上司や同僚は理解もあり、非常に協力的でしたね。中には「男性が育児休職を取れるとは知らなかった」「自分も取れるならば取りたかった」という同僚もいて、うらやましがられたほどです。手続きに関しては、当時は男性の育児休職取得者が少なかったため、スタッフも若干不慣れな様子ではありましたが、それ以外は問題もなく、無事に手続きを進めることができました。

休職中の仕事に関しては、不在中の業務スケジュールを作成し、仕事に支障が出ないよう、チームのメンバーにしっかりと引き継ぎを行いました。また、休職中の 1日の大まかなスケジュール表も渡し、常に連絡が取れるようにしておいたので、仕事上の不安は特にありませんでしたね。唯一苦労したのは両親の説得でしたが、職場の理解を得られていることなどを説明して、最終的には納得してもらいました。
そうやって準備を整え、2006年8月から2ヶ月間、育児休職に入りました。私は出産を終えたばかりの妻に代わって、主に長男の育児にあたりました。プールや公園で一緒に遊んだり、身の回りの世話をしたりと、一緒に過ごす時間の中で何より嬉しかったのは、日々子どもの成長を実感できたこと。同時に、これまで妻がしてきた育児の大変さや、家族の大切さも改めて実感することができました。育児に没頭していて、あっという間に2ヶ月が過ぎたという印象です。
10月に職場復帰した際も、特に問題はなく、有休取得後のような感じで、ごく自然に仕事に戻ることができました。これも周囲の理解と協力があったおかげ。大いに感謝しています。
以前の私は、家族より仕事優先。業務に熱中するあまり、帰宅が遅くなるのも仕方ないという考えでした。ですが育児休職を取得したことで、「家族を支えるのは、”自分”。代わりはいないんだ」と考えるようになりました。今では週に何回かは早く帰る日をつくり、子どもと接する時間を持っています。また、朝もフレックスタイムを活用して、子どもと一緒に朝食を食べ、コミュニケーションを取ってから出社するようになりました。男性の多くは、育児休職を取ることにマイナスイメージや抵抗感を持っているかもしれませんが、子どもの誕生という出来事は、人生の中でそう何度も経験できるものではありません。もっと制度を活用して、この時期くらいは積極的に家事や育児を行ってほしいですね。私自身、育児休職を取得したことで、キャリアに支障が出るなどの悪影響もありませんでしたよ。むしろ、家族を思う気持ちが、仕事のモチベーションにつながっています。
デンソーという会社は、仕事と家庭を両立するための制度がかなり充実していますが、社内でも、まだまだ認知されていない部分が多いと思います。社内に対して、もっと声を大にPRしてほしいですね。私自身が使って本当によかったと思える制度を、他の社員のみなさんにも使ってほしいですから。


男性の育児休職取得者数は、年々増加の傾向にあります。また、育児休職と短時間勤務を組み合わせることも可能です。

