05 バイオ(微細藻類) Community Network Solution Business

微細藻類を使ったCO2吸収・バイオ燃料化の研究

バイオ(微細藻類)写真

持続可能な社会の発展を目指して

デンソーは、2008年4月から、慶応大学先端生命科学研究所と共同で、デンソーが特許を持つ新種の藻に、
CO2を吸収させてバイオ燃料を生産する新しい研究に取り組んでいます。
この新種の藻は、池や温泉に生息する「シュードコリシスチス」。大きさは5マイクロメートル(1ミリの1/200)の小さな植物です。
この藻は、通常の植物と同じように、CO2を吸収して光合成で澱粉を作ることに加え、ディーゼルエンジンで使用できる軽油の成分を含んだオイルも作ります。
また、成長が速く、丈夫で培養しやすい特徴を持っています。
藻は樹木と比べてCO2の吸収効率が高く、同じ面積で比較した場合、藻の培養池は森林の10倍のCO2を吸収する能力があります。
デンソーは、工場で発生したCO2をこの新種の藻に吸収させて、効果的に削減することを考えています。
また、現在のバイオ燃料は、トウモロコシや大豆などから作られるため、穀物価格の上昇につながる可能性がありますが、
この藻の研究が実用化すれば、その心配もなく、エネルギー問題や地球温暖化対策に大きく貢献できます。
デンソーは、社会の持続的な発展のために、今後も新しい研究に取り組んでいきます。

基礎研究所と善明製作所での取り組み

  • CASE 01

    基礎研究所(愛知県日進市)では、ビーカーレベルから500リットル培養槽までの大きさで色々な微細藻類を培養し、その特性を見極めています。 

  • CASE 02

    善明製作所(愛知県西尾市)および天草事業所(熊本県天草市)内にプールを建設し、「シュードコリシスチス」の培養をしています。培養などの工程には、工場から排出されるCO2、排水、廃熱を利用し持続可能なエネルギーの可能性を実証しています。