■ スパークプラグの状態
|
 |
ケース 1 |
 |
・始動不良 ・アイドリング字の失火 ・通常走行時、または急加速時のみの失火 |
 |
| 不具合診断 1 |
カーボン付着
 |
【外観】 碍子脚部・電極部が乾いた柔らかい黒いカーボンで覆われる。
【結果】 始動不良、失火、加速不良
【原因】 短距離走行(エンジン冷間走行)の繰り返し、誤ったチョーク(濃すぎる混合気)、点火時期の遅れ、プラグ熱価が高すぎる
|
オイル付着
 |
【外観】 碍子脚部・電極部が湿ったオイルで黒光りしている。
【結果】 始動不良、失火
【原因】 ピストンリングやシリンダ、バルブガイドの摩耗などによるオイル上がり(新しいエンジンやオーバホール直後のエンジンで 起こりやすい)、混合気中の高いオイル含有量(2サイクルエンジン)
|
燃料付着 |
【外観】 プラグを外した直後はガソリンで濡れているが、すぐに乾いてくる。
【結果】 始動不良、失火
【原因】 空燃比が濃すぎて着火していない。(アクセルペダルを何回も踏んで始動操作するなど。)
【処置】 すべてのプラグを取り外し、クランキングして新鮮な空気をシリンダ内に入れ、空燃比を薄くする。
|
極度な電極消耗
 |
【外観】 中心・接地電極が丸味を帯び、ギャップが広くなりすぎている。
【結果】 始動・加速不良
【原因】 メンテナンス不十分(プラグ寿命)
|
プラグギャップ過大
 |
【外観】 適正ギャップのプラグより、ギャップが広い。
【結果】 始動・加速不良
【原因】 ギャップが不適切、プラグの選定不良
|
碍子の割れ
 |
【外観】 碍子にひび割れ
【結果】 絶縁不良によりショートを引き起こし、アイドリング不良や加速時での失火を招く
【原因】 スパークプラグ着脱の不適切(スパークプラグレンチの使用角度、締付トルクなどの不適切)
|
|
|
 |
 |
ケース 2 |
 |
・高速走行時または急加速時のみの失火 |
 |
| 不具合診断 2 |
鉛付着
 |
【外観】 碍子脚部が黄または黄褐色の燃えかすのような付着物、またはつやのある表面で覆われる。
【結果】 急加速時または高負荷走行時での失火、ただし通常走行時では不具合は出ない。
【原因】 鉛含有量の多いガソリンを使用
|
|
|
 |
 |
ケース 3 |
 |
・高速・高負荷走行時のパワー損失 ・ピストンの損壊 |
 |
| 不具合診断 3 |
オーバヒート
 |
【外観】 碍子脚部は極端に白く焼け、小さな黒い付着物がつく。電極の消耗も早い。
【結果】 高速・高負荷走行時でのパワー損失
【原因】 プラグの締付不良、エンジンの冷却不良、早すぎる点火時期、低すぎるプラグ熱価、ひどい異常燃焼
|
プレイグニッション
 |
【外観】 中心電極や接地電極が溶損または焼損している。碍子脚部にはぶつぶつができ、アルミニウムなどの金属粉が付着している。
【結果】 エンジンダメージによるパワー損失
【原因】 多くが過熱、プレイグニッションは点火前に燃焼が起こってしまう現象。 プラグ熱価の低すぎ、点火時期の進みすぎなど。
|
碍子の破損
 |
【外観】 碍子脚部が割れる、裂ける。
【結果】 失火
【原因】 ひどい異常燃焼、ギャップ調整の不注意
|
ハウジング取付ネジ部の溶損
 |
【外観】 ハウジングの取付ネジ部の溶損
【結果】 エンジンダメージによるパワー損失
【原因】 プラグ締付不良
|
点火先端部の物理的損傷
 |
【外観】 電極が曲がり、碍子脚部が破損。電極上にしばしばへこみが見られる。
【結果】 失火
【原因】 プラグのネジリーチがエンジンヘッドから長すぎる、燃焼室内に何か異物(小さなボルト・ナットなど)がある
|
接地電極の破損
 |
【原因】 接地電極の過熱、ひどいエンジンの振動
|
|
|
 |
 |
ケース 4 |
 |
・エンジン不具合ではないのも |
 |
| 不具合診断 4 |
コロナ汚れ
 |
【外観】 碍子脚部が黄または黄褐色の燃えかすのような付着物、またはつやのある表面で覆われる。
【結果】 急加速時または高負荷走行時での失火、ただし通常走行時では不具合は出ない。
【原因】 鉛含有量の多いガソリンを使用
|
|
|